当財団の歴史 (9/10) 歴代会頭 中興の祖そして現在

ページ:12345678910

歴代会頭 中興の祖そして現在

当財団の歴代会頭は以下の通りである。

初代   土肥慶藏 (皮膚科)   創立の祖
二代   遠山郁三 (皮膚科)
三代   高橋 明 (泌尿器科)  泰生ビル建築
四代   北村包彦 (皮膚科)
五代   市川篤二 (泌尿器科)
六代   新島端夫 (泌尿器科)
七代   熊本悦明 (泌尿器科)  中興の祖
八代   阿曽佳郎 (泌尿器科)
九代   松田静治 (婦人科)
十代   北村唯一 (泌尿器科)  90周年記念式典挙行

初代会頭 土肥慶藏の功績は先に述べたとおりであるが、七代会頭 熊本悦明は、当財団中興の祖である。
熊本の発案で、平成11年4月1日に 「日本性病予防協会」 を 「性の健康医学財団」 と改称した。財団の目的も、性病ばかりではなく、性感染症をはじめ性の健康を損なう諸要因をすべて対象とした。 戦後は財団の運営がマンネリ化、沈滞化していたため、理事、評議員も大幅に刷新し、数多くの新規事業を開始した。そのお蔭で現在は活発な運動展開ができるようになっている。

歴代会頭・理事長

初代会頭 土肥慶藏 (皮膚科)
初代会頭 土肥慶藏 (皮膚科)
日本花柳病予防会・協会
財団法人 日本性病予防協会

創立の祖
1866(慶應2)年
6月9日、福井県武生生まれ
1891(明治24)年
東京帝国大学医科大学卒業
1893(明治26)年
欧州留学
1898(明治31)年
帰国。2月19日、東京帝国大学医学部助教授就任。3月4日、皮膚病黴毒学科病室を開設。6月28日、皮膚病黴毒学講座教授に就任
1900(明治33)年
12月15日、日本皮膚病学会設立。初代会長。
1905(明治38)年
日本花柳病予防会設立
1921(大正10)年
10月22日、財団法人日本性病予防協会設立。12月1日、財団機関誌『體性』創刊
1926(大正15)年
定年退官。東京帝国大学名誉教授。
1931(昭和6)年
11月6日歿。
二代会頭 遠山郁三 (皮膚科)
二代会頭 遠山郁三 (皮膚科)
1877(明治10)年
3月1日、岐阜県生まれ
1902(明治35)年
東京帝国大学医科大学卒業
1917(大正6)年
英米に留学。
1918(大正7)年
留学中、東北帝国大学医学部教授に就任。
1919(大正8)年
帰国
1926(大正15)年
9月11日、東京帝国大学医学部皮膚科学講座教授就任(泌尿器科学講座分担)。
1931(昭和6)年
財団法人日本性病予防協会会頭就任。
1937(昭和12)年
定年退官。立教大学学長就任。
1938(昭和13)年
東京逓信病院院長就任。
1951(昭和26)年
1月2日歿。
三代会頭 高橋 明 (泌尿器科)
三代会頭 高橋 明 (泌尿器科)
泰生ビル建築
1884(明治17)年
11月5日、愛知県生まれ
1909(明治42)年
11月、京都帝国大学福岡医科大学卒業。12月、東京帝国大学大学院入学。
1913(大正2)年
東京帝国大学大学院を退学しドイツ、イギリスに留学。
1922(大正11)年
新潟医科大学教授に就任。
1927(昭和2)年
東京帝国大学医学部泌尿器科学講座担任教授就任。
1945(昭和20)年
10月、東京帝国大学教授退官。
1948(昭和23)年
2月、東京大学名誉教授。
1951(昭和26)年
1月、財団法人日本性病予防協会会頭。
1972(昭和47)年
3月12日歿。
四代会頭 北村包彦 (皮膚科)
四代会頭 北村包彦 (皮膚科)
1899(明治32)年
3月31日、神奈川県生まれ
1923(大正12)年
東京帝国大学医学部卒業。
1934(昭和10)年
長崎医科大学教授就任。欧州留学。
1946(昭和21)年
6月、東京帝国大学医学部皮膚科教授就任。
1959(昭和34)年
東京大学定年退官。東京医科大学教授就任。
1967(昭和42)年
東京医科大学学長就任。
1972(昭和47)年
財団法人日本性病予防協会会頭就任。
1973(昭和48)年
財団法人日本性病予防協会会頭辞任。東京医科大学学長辞任。
1989(平成元)年
9月26日歿。
五代会頭 市川篤二 (泌尿器科)
五代会頭 市川篤二 (泌尿器科)
1905(明治35)年
10月9日、東京生まれ
1927(昭和2)年
3月、東京帝国大学医学部卒業。
1936(昭和11)年
2年間海外留学。
1945(昭和20)年
12月、東京帝国大学医学部教授就任。泌尿器科学講座担任。
1973(昭和48)年
財団法人日本性病予防協会会頭就任。
1987(昭和62)年
財団法人日本性病予防協会会頭辞任。
2006(平成5)年
11月11日歿。
六代会頭 新島端夫 (泌尿器科)
六代会頭 新島端夫 (泌尿器科)
1925(大正15)年
5月5日、京都市生まれ
1949(昭和24)年
6月、東京大学医学部医学科卒業。
1968(昭和43)年
1月、岡山大学教授(泌尿器科学講座担任)。
1977(昭和52)年
4月、東京大学教授(泌尿器科学講座担任)。
1987(昭和62)年
東京大学教授退官。
東京大学名誉教授。
財団法人日本性病予防協会会頭就任。
1988(昭和63)年
せんぽ東京高輪病院院長就任。
1997(平成9)年
財団法人日本性病予防協会会頭辞任。
七代会頭 熊本悦明 (泌尿器科)
七代会頭 熊本悦明 (泌尿器科)
財団法人 性の健康医学財団
中興の祖
1929(昭和4)年
10月9日、東京生まれ
1955(昭和30)年
東京大学医学部医学科卒業。
1965(昭和40)年
東京大学医学部泌尿器科講師。
1968(昭和43)年
外来医長(分院)。
札幌医科大学医学部教授。
北海道放送番組審議会委員長。
厚生省感染症サーベイランス委員、厚生省公衆衛生審議会委員等を経て
1997(平成9)年
財団法人性の健康医学財団会頭就任。
八代理事長 阿曽佳郎 (泌尿器科)
八代理事長 阿曽佳郎 (泌尿器科)
1932(昭和7)年
10月23日、東京生まれ
1957(昭和32)年
東京大学医学部医学科卒業。
1972(昭和47)年
東京大学医学部助教授(泌尿器科学)。
1977(昭和52)年
浜松医科大学泌尿器科教授。
1987(昭和62)年
東京大学医学部泌尿器科教授。
1993(平成5)年
3月、東京大学定年退職
5月、東京大学名誉教授
1994(平成6)年
藤枝市立総合病院院長
2001(平成13)年
藤枝市立総合病院名誉院長
2002(平成14)年
財団法人性の健康医学財団理事長就任。
九代理事長 松田静治 (婦人科)
九代理事長 松田静治 (婦人科)
1929(昭和4)年
長崎県生まれ
1954(昭和29)年
順天堂大学卒業。
1982(昭和57)年
東京江東病院副院長。
順天堂大学医学部助教授。
1995(平成7)年
江東病院顧問。
2006(平成18)年
財団法人性の健康医学財団理事長就任。
日本医師会最高優功賞受賞。
2010(平成22)年
財団法人性の健康医学財団理事長辞任。
2012(平成24)年
6月15日歿。
十代理事長 北村唯一 (泌尿器科)
十代理事長 北村唯一 (泌尿器科)
公益財団法人 性の健康医学財団
90周年記念式典挙行
1947(昭和22)年
石川県生まれ
1973(昭和48)年
東京大学医学部医学科卒業。
同泌尿器科教室入局。
1974(昭和49)年
東京大学医学部助手。
1982(昭和57)年
三井記念病院泌尿器科医局長。
1994(平成6)年
東京大学助教授。
1998(平成10)年
東京大学大学院医学系研究科臓器病態外科学講座(泌尿器科)教授。
2006(平成18)年
財団法人性の健康医学財団理事。
2008(平成20)年
東京大学退官、社会福祉法人あそか会あそか病院院長。
2011(平成23)年
財団法人性の健康医学財団理事長、現在に至る。

現在の財団の事業を列挙する。 これらは熊本悦明が始めた事業をおもに継承している。

1) 性の健康に関する知識の普及・啓発
講習会開催、機関誌(ジャーナル・ニューズレター)発行(各々年2回)
2) 性の健康に関する国内外の情報収集および提供
平成23年10月発行の機関誌から活動開始。毎回、最新海外報告2編を抄録。
3) 性の健康に関する調査研究の推進・助成
a) 男性のHPV(子宮頸癌関連ウイルス)浸淫度調査 (北村唯一班)
b) 宮崎県大学生におけるHPV・淋菌・クラミジア調査 (今井博久班)
c) 東邦大学看護学生のHPV・淋菌・クラミジア調査 (斎藤益子班)
4) 性の健康に関するEメール相談

性の健康医学財団は創立90周年を記念して、三分野において性の健康医学財団賞を設け、毎年、優秀な研究者を表彰している。

1) 南口健二記念・性の健康医学財団賞
性の健康分野の研究 (おもに看護学部門を対象に選出している)
2) 寺田洋子記念・性の健康医学財団賞
泌尿器科分野の研究 (おもに泌尿器科部門を対象に選出している)
3) 松村英子記念・性の健康医学財団賞
婦人科分野の研究 (おもに婦人科部門を対象に選出している)

以上のように、当財団は 土肥慶藏、古宇田傚太郎、高橋 明、熊本悦明 の思想を受け継ぎ、

性感染症の撲滅  および  性の健康の増進

を目指して努力して参ります。

(文責 第十代理事長 北村唯一)

創立90周年記念誌 頒布のご案内