公益財団法人 性の健康医学財団
創立100周年 記念誌
財団100年の歴史を振り返る
1921（大正10）年10月22日に財団法人 日本性病予防協会として内務省から法人格の認可を受けて以来100年。
性感染症の認知、啓発活動から、性の健康の増進まで対象範囲を広めた財団の活動の集大成。
CONTENTS
- 第１編 沿革
- 第２編 回顧と随想
- 第３編 活動と記録
- 第４編 ｢體性｣の興味ある論考・随筆抜粋
- 第５編 機関誌｢體性｣に掲載された興味ある黴毒症例抜粋
- 第６編 関連団体に残る写真および著作
- 第７編 性の健康医学財団 主要論文
- 第８編 創立100周年記念式典および祝賀会
推薦
自治医科大学学長・皇室医務主管 永井良三氏 「尾崎行雄、新渡戸稲造、石井菊次郎らの世相を斬る興味ある論考」
「體性」の興味ある論考・随筆抜粋
（第４編より）
- 人壽百歳説 土肥慶藏
- 性病予防の効果 佐谷有吉
- 人寿百歳の妙法 夏 六平
- 新切捨て御免論 尾崎行雄
- 新しき時代の尤も新しき婦人とは 山田わか
- 婦人運動と性的生活 長谷川如是閑
- 極端になった美容術 山下はじめ
- 煩いから性的煩悶への移り遷り 山田沼之助
- 享楽の巷 巴里のカフェの思い出 山のあて人
- 百年後米国市民の優生学的超脱 土肥慶藏
- 公娼の自由を徹底せしめよ 阿部磯雄
- 国際聯盟の使命に就いて 新渡戸稲造
- 小品・門外漢の手記 水島耕一郎
- 我国最大急務は国民体格の改造にあり 尾崎行雄
- 小品 時事鳥瞰 晩婚の風盛んとなる 賀川哲夫
- 花柳病予防法 勅令
- 随筆 産児制限公認可否 三宅やす子
- 新しい食餌療法 篠田義一
- 国際連盟と婦女売買問題 石井菊次郎
- 講演 土肥先生追懐談 遠山郁三
推薦
日本医学会会長 門田守人氏 「戦前・戦後の梅毒患者の恐るべき実相（カラー写真多数）」
機関誌「體性」に掲載された
興味ある黴毒症例抜粋
－戦前・戦後の花柳病主要写真－
（第５編より）
- 稀有な黴毒の1例（S.8年）
- アイヌ黴毒性骨変化（S.9年）
- 黴毒性覆盆子腫（S.10年）
- 皮膚護謨腫（S.14年）
- 黴毒性覆盆子腫（S.14年）
- 巨大なエスチオメーヌ（S.17年）
- 晩発性先天黴毒（S.18年）
- 全身性護謨腫（S.41年）
- 丘疹性黴毒（S.41年）
- 脊髄癆性関節症（S.42年）
- 丘疹性黴毒疹（S.44年）
- 扁平コンジローマ（S.45年）
- 右口角のParrot溝 先天黴毒（S.46年）
- Huchinson 歯（S.48年）
- 両側手掌丘疹黴毒（S.51年）
- 第2期黴毒粘膜疹（S.56年）
- 黴毒粘膜疹（S.57年）
- 硬性下疳とバラ疹（S.60年）
- 全身性黴毒疹（S.61年）
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