
クラミジア(正しくはクラミジア・トラコマーテ
ィス)は、昔“眼のトラコーマ”として大流行して
いたのですが、最近は日常生活の衛生状態が改善し
たため、すっかり影をひそめてしまいました。しか
し、その代わり、今や、“性器のトラコーマ”となっ
てひそかに大流行しているのです。
前項で説明したように、この性器クラミジア感染
症は、女性で8割、男性で5割が、殆ど症状の出ない
感染なので、実態がつかみ難いのです。しかしそれ
でも一部の感染例は、軽いながら症状を出すので、
症状を訴えて医師を訪れ、治療を受けた症例数につ
いては、厚生省による性感染症疫学調査が行われて
います。その、性器クラミジア感染症と診断された
症例数の年次推移は下の図に示す通りです。