Q & A

Q1

 

性感染症(STD)はどんな病気ですか? 

 

Q2

 

性感染症の呼び名はどこから来たのですか? 

 

Q3

 

性感染症はセックス以外でうつりますか? 

 

Q4

 

性感染症は特殊な病気なのでしょうか? 

 

Q5

 

今、日本で性感染症が増えていると言われていますが、とりわけ何が重要ですか?            

 

Q6

 

最近の性感染症の特徴は? 

 

Q7

 

性行為の種類にはどんなものがありますか? 

 

Q8

 

性感染症に感染したのを知らずに放っておくと、どうなりますか?

 

 

Q9

 

性感染症の中にはどんな病気がありますか? 

 

Q10

 

性感染症の症状の特徴は? 

 

Q11

 

性感染症の効果的な予防で大切なことは? 

 

Q12

 

コンドームはなぜ重要なのですか? 

 

Q13

 

1回くらいの性交渉では感染しないのでしょうか? 

 

Q14

 

ピルを使用していれば、感染しないのでしょうか? 

 

Q15

 

性感染症に感染すると、どのような自覚症状があるのですか? 

 

 

Q16

 

性感染症にかかったかもしれないと思ったときは、検査、治療をどのようにしたらよいのですか? 

 

Q17

 

クラミジア感染症はどんな病気なのですか? 

 

 




 

Q & A

A1

 

STD(Sexually Transmitted Diseases)とは、性行為などにより血液、精液、粘膜が相互に接触することで感染する病気のことで、病原体には細菌、ウイルス、寄生虫、原虫などがあります。感染しても症状が軽く、気づかずにパートナーも感染してしまう病気です。完全には治りにくいものや、根本的な治療方法が確立されていないものもあり、予防することが大切です。

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A2

 

1975年にWHOが提唱したSexually Transmitted Diseases(STD)の邦訳です。かつては性病という言葉が同じような意味で使われていましたが、平成11年感染症新法の施行で、従来の性病予防法が廃止されるとともに、性病の用語は法律上なくなりました。

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A3

 

ほとんどの場合、直接性行為で感染しますが、セックスという行為でなくても、口と性器の接触(オーラル・セックス)や皮膚、陰毛の接触(毛じらみ)でうつる病気も性感染症に含まれています。

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A4

 

いいえ、今や別扱いするような病気ではなく、性生活を持つ人々なら誰もが感染しても不思議ではありません。性生活のあるところ、感染の機会は多く、“生活環境汚染”のようになっており、性生活をもつ人々の“生活習慣病”と考えられるようになっています。

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A5

 

今性感染症の一つとして恐れられているAIDSの大流行には至っていませんが、クラミジアや淋菌をはじめとする性感染症の流行は目を見張るほであり、今後、AIDS/HIV感染に結びつく可能性は高く、STD/HIVに対する医学界・公衆衛生行政による積極的な予防・啓発が強く求められるところです。 

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A6

 

今流行している性感染症の特徴は無症状(無症候)性のものが少なくなく本人も気づいていない場合が多いことが問題なのです。性感染症では患者の低年齢層化が著明となっており、症患別ではクラミジア感染症(次いで淋菌感染症)が増加しており、若い人の間でも、特に女性の増加が目立っています。 

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A7

 

性行為(セックス)は近年多様化しており、通常の腟性交のほかに、口腔性交(オーラルセックス、フェラチオ、クンニリングス)と肛門性交(アナルセックス)といった広い意味でのセックスも含まれます。オーラスセックスの場合、女性がクラミジア、淋菌による扁桃炎、咽頭炎などに罹っている場合には、男性が感染し、尿道炎も起こすことがあります(その逆もあります)。また、アナルセックスでは直腸が傷つきやすく、精液が注入された直腸内で長く停留するため、相手側(受け手側)がエイズ、クラミジアや淋菌感染症などに感染する可能性があります。 

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A8

 

感染しても無症状のことが多く、本人も自覚症状がないことが多いのですが、治療せずに放っておくと、男性、女性とも不妊症の原因になる場合があります。また、エイズ、クラミジアを含め、多くの性感染症は母親から子供に感染(母子感染)する可能性があります(子供の結膜炎、肺炎など)。

 

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A9

 

性感染症の中で重要なものに、エイズ(HIV感染)、性器のクラミジア感染症、淋菌感染症、性器ヘルペス症、尖圭コンジローマや梅毒があげられますが、その他、トリコモナス症、カンジダ症、毛ジラミ症、B型肝炎などがあります。

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A10

代表的なSTDの初期症状

 

梅毒(ばいどく)

感染後約3週間で、硬いしこりが、病原体の進入口である性器にできる。

 

淋菌感染症(りんきんかんせんしょう)

感染後1週間以内に尿道からのウミと排尿時の傷み(焼け付くようなといわれるほどの強い痛み)

 

(せい)()ヘルペス(しょう)

2〜7日後、急激に性器や肛門の周りなどに不快感や(かゆ)みが出て赤くなる。小さな水ぶくれがたくさん現れ、やがてかさぶたが出来てなおってゆきますが、頭痛、発熱が見られたり、足のつけねのリンパ節がはれることもある。

 

 

(ばい)(どく)

感染後約3週間で、硬いしこりが、病原体の進入口である性器にできる。腟内や乳首などにできることもある

 

淋菌(りんきん)感染症(かんせんしょう)

軽い痒みやおりものが少し増えたという程度

 

性器(せいき)ヘルペス(しょう)

2〜7日後、急激に性器や肛門の周りなどに不快感や痒みが出て赤くなる。小さな水ぶくれがたくさん現れ、やがてかさぶたが出来てなおってゆきますが、頭痛、発熱が見られたり、足のつけねのリンパ節がはれることもある。

 

 

 

HIV感染

6〜8週間後にインフルエンザ様の症状

日和見感染(ひよりみかんせん)として帯状疱疹(たいじょうほうしん)が出ることもある

 

尖圭(せんけい)コンジローマ

性器の周辺に柔らかいいぼが多数できる

 

 

クラミジア(かん)(せん)(しょう)

少量の分泌物

排尿時の不快感

 

 

 

 

 

HIV感染

6〜8週間後にインフルエンザ様の症状

日和見(ひよりみ)感染(かんせん)として帯状疱疹(たいじょうほうしん)が出ることもある

 

 

(せん)(けい)コンジローマ

性器の周辺に柔らかいいぼが多数できる

 

 

クラミジア感染症(かんせんしょう)

少量のおりもの、時に軽い生理痛のような傷みがある。

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A11

 

性感染症の恐ろしさ、また、無防備の性交渉で感染する可能性が高いことを認識し、性行為の始めから終りまで装着するなど、注意書きに従って正しいコンドーム使用を心がけましょう。また、不特定多数の人々と関係をもつことも感染する可能性を高くします。ことに、性生活を持っている若い女性は定期的に検査を受けましょう。誰のためでもなく、すべて自分のためです。 

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A12

 

コンドームは性感染症の全てを予防することはできませんが、病原体を含む分泌物の粘膜への侵入を防ぐことから、感染の危険性を減らす効果があります。女性用のコンドームも最近登場しました。

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A13

 

1回の性交渉で妊娠することがあるように、相手が性感染症にかかっていれば、1回の性交渉でもSTDに感染することがあります。逆にうつらない場合があるとはいえ、誰でも感染する可能性があるということです。

 

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A14

 

ピルは避妊のためのものであり、性感染症の予防には全く無効です。このため予防のためにはコンドームが必要です。ピルについての誤った理解でコンドームの使用率が低下する可能性があり、ひいては性感染症予防がさらに不完全になり、性感染症やエイズの流行が心配されています。

 

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A15

 

性器の炎症がおこったり、排尿時には激しく痛んだりすることもありますが、ひそかに大きく広がり始めたクラミジアや性器ヘルペス、尖圭コンジローマ、B型肝炎、そしてエイズなど新しい性感染症群では、感染してもほとんど症状がなく、自分では感染を自覚できません。

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A16

 

現在、ほとんどの性感染症は検査で診断できますが、一般の医療機関(病院、診療所 - 泌尿器科、産婦人科、皮膚科、内科など)で検査を受けることができます。保健所でも簡単な検査は行なっています(梅毒、エイズ検査など)。治療については、早めに治療すれば治りやすく、それぞれの病気に有効な治療法があります。大事なことは、パートナーも同時に検査し、治療することです。つまり、性感染症は性行為で感染しますので、パートナーが治っていなければ、自分だけ治療しても、また感染がおこります。

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A17

 

最近、クラミジア感染症が性感染症(STD)として大変注目されています。すでに、妊婦の5%、10代後半から20代前半までの若い女性には10%位の感染が報告されており、すでに一般家庭にまで広がりつつあるのです。

 

どんな病気?

セックスでうつり、大抵、熱は出ません。潜伏期は1週間です。

女性ではおりものが増え、白色ないし薄い黄色みを帯びた粘液となり、時には鈍い下腹部痛があります。男性は排尿時、熱感や少ししみる、尿道口がちょっとかゆく、時には下着が多少汚れることもあります。特に無自覚のことが多く、特に女性では2/3は自覚していませんし、男性も自覚症状は軽いです。このことが密かに蔓延している原因でもあります。

 

女性の場合のクラミジア感染症

・子宮頸管炎や卵管炎を起こし、炎症が進むと不妊症の原因となることもあります。

・妊婦の場合、出産時の産道感染により新生児が結膜炎や肺炎を起こしたりします。

男性の場合のクラミジア感染症

・非淋菌性尿道炎の多くはクラミジアによるものです。

 

治療で大事なこと

 パートナーそろって検査するのが大切。

女性は産婦人科・男性は泌尿器科へ

 クラミジアは再発や再感染を繰り返すために、パートナーの治療も重要です。

 

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